子どもはいつも笑っていますが、年を重ねるにつれ笑う機会が少なくなって、しかめっつらをしていることが多くなっていませんか?
笑顔でいることは免疫力を上げ、美と健康を維持してくれます。
“笑い”が免疫力を上がることはいくつかの研究でも証明されています。
大阪府の「元気で長生き研究所」と岡山県の「すばるクリニック」伊丹院長は、大阪ミナミの演劇場にガンや心臓病の人19人を集めて、漫才や新喜劇をみて大いに笑ってもらった後、免疫力がどうなるのかという実験を行いました。3時間大笑いする前後で免疫力を見るために、NK(ナチュラルキラー)細胞活性を測定しました。NK細胞は人の体で毎日できている、ごく小さいガン細胞や外から侵入するウイルス、細菌などを攻撃する働きを持っています。加齢や病気でNK活性は下がってしまいます。
実験の結果、笑う前にNK活性が低かった人は全員正常範囲まで上昇し、逆に高すぎたひとは正常範囲に低下するということが確認されました。つまり、笑いには免疫機能を正常化させる働きがあることが分かりました。ちなみに、面白くなくても作り笑いをして微笑んでいるだけでも、同じようにNK活性が上がることも分かっています。
大阪は笑いの町です。人を笑わせることを、子どもの頃から考えていて、大人になっても面白い人はまじめな人よりも人気があります。笑いは免疫力を上げるだけではなく、糖尿病の血糖値を下げたりすることも分かっています。
どうせテレビやYOUTUBEを見るなら面白い番組を見て、笑って免疫力を上げましょう。もしも、笑えるようなことがなくても、表情だけでも微笑んでいましょう。
微笑みは美と健康のために、一生涯必要なものですよ!