ストレスは万病の元と言われていています。免疫が正常に機能するための鍵は自立自律神経がバランスよくはたらいているかどうかです。自立神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は日中活動しているときに優位になります。血圧や血糖を上げたり、血液を筋肉や脳に集める働きがあります。副交感神経はおもに夜リラックスしているときに優位に働きます。身体を回復させる神経で、内蔵機能を高めたり、免疫機能を正常にする作用があります。
ストレスを受けると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になり、その結果免疫力が低下します。
「ストレスは悪い」というイメージがありますが、全くストレスがない状態よりも多少あるほうが生活にメリハリがつき、仕事も進みます。しかし長時間に強いストレスにさらされると自律神経のバランスが崩れてしまいます。人がストレスを感じてしまうのは、自分のやりたくないことを無理にさせられたとき、自分の意図と反することを強要されたとき、自分を否定されたとき、恐怖や不安にさらされたときなど、しかもこれらが長時間に続くときではないでしょうか?
ストレスを溜め込まず、免疫力をアップするためには、時にはNOと言うことや、そういった場所や人を避けること。どうしても避けられないときには、嫌な物事に意識を向けないで、なるべくラクな楽しい考え方にシフトすることなどを心がけましょう。他人や社会の意見や固定観念が正しいとは限りません。嫌な事があっても、自分が楽しいこと、嬉しいことを日々増やして、今この瞬間に意識をむけて毎日を大切に、楽しく過ごしましょう。