線維芽細胞肌再生療法とは?
肌は薄い表皮と真皮から形成されていてます。表皮の老化はしみ、くすみ、かさつきにつながり、また真皮の老化は、くま、しわ、たるみにつながります。この真皮の若々しさのもとになるのがコラーゲン線維、エラスチン、ヒアルロン酸の3つをつくる線維芽細胞の存在です。しかし、真皮の線維芽細胞は年齢とともに減少し、肌の老化が進んでしまいます。線維芽細胞肌再生療法は、少なくなってしまったご自身の線維芽細胞を取り出し、厚労省が認定した安心・安全の培養センターで数億個に増やした後、気になる肌の箇所に戻して、若い頃のようにコラーゲン線維、エラスチン、ヒアルロン酸などをご自身の肌細胞の中から生み出す、新しい美容医療です。
こんな方におすすめ
線維芽細胞肌再生療法のメリット
顔などにメスを入れずに、自然な若返りをはかることができます。培養細胞として利用するのは、耳の後ろの米粒大の細胞です。
耳の後ろは摩擦が少なく、紫外線などの外界からのストレスも少ないため、肌が顔の皮膚に比べてかなり若いため最適です。耳の後ろはちょうど皮膚の折れ目になるので、縫わなくても傷が治る部位です。
その後の傷も目立たず、外からのストレスもかかりにくいので傷の治りは早いです。
線維芽細胞肌再生療法の効果
皮膚に注入された培養線維芽細胞は、その場所で約3ヶ月〜6ヶ月かけてコラーゲンを産み出し始めます。培養線維芽細胞が産み出したご自身のコラーゲンによりその部位の皮膚が厚くなるため、しわやくすみが目立たなくなります。しかしながら、顔の脂肪組織の量が低下していることや筋肉や骨が痩せてしまっていることなどが原因の場合は、この方法だけでは改善は困難で、本治療によりどの程度改善するかは個人差があります。
- ポネレクリニック大阪は、厚生労働局の認可を受けた再生医療専門クリニックですので、安全性は保たれています。
線維芽細胞肌再生療法の危険性
線維芽細胞再生療法は、ご自身の細胞を使用するため、重篤な副作用はほとんど起こりません。しかしながら、細胞を肌に戻す際に、注射した部位に皮下出血、発赤、軽度炎症反応、色素沈着が起こることがありますが、通常は数日程度で治ります。また、治療時に使用する麻酔薬や麻酔クリームに対し、皮膚が赤くなるなどの過敏症状が起こる可能性がありますが、すぐに使用を中止することで改善します。万一、治療後に上記のような症状が起こった場合は、適切な対応と処置を行いますので、直ちにポネレクリニック大阪までご連絡ください。
線維芽細胞肌再生療法施術の流れ
線維芽細胞肌再生療法について医師がしっかりとご説明させていただいた後、症状やお悩み、ご希望をお聞きして診断します。その後、線維芽細胞を培養することができるかどうかの血液検査を行います。
血液検査に異常がなければ、耳の後ろから米粒大の皮膚を採取します。麻酔を使用するため痛みはほとんどありませんし、傷も目立ちません。当日に洗髪も可能です。この時、同時に細胞培養用の採血も行います。
提携している細胞培養施設で、採取した皮膚から線維芽細胞を抽出し、約1~2ヶ月をかけて10,000倍に増殖培養します。また、今後のために、一部の細胞を冷凍保存しておきます。
10,000倍に増やした線維芽細胞をご自身の肌に極細の針で複数回に分けて、注入していきます。痛みを予防するために麻酔クリームを塗ってから行います。細胞注入後、当日はメイクできませんが、翌日からは可能です。
1回目の細胞移植から1〜3週間後、再び線維芽細胞を同じ部位に移植します。2回続けて移植することで線維芽細胞をしっかりと定着させます。
移植してから数ヶ月後に無料検診を行い、医師が経過についてご説明いたします。
2回目以降の再投与の日程は、個々の肌の状態やご希望についてご相談しながら決めていきます。
線維芽細胞肌再生療法費用について
※料金・詳細については、当院までお問い合わせください。