幹細胞点鼻療法とは？
・点鼻療法とは、幹細胞培養上清を吸引し、鼻腔内注入する治療法です。鼻腔内に注入する治療法で、カウンセリング後患者様ご自身により、ご自宅で手軽に投与が可能です。
・通常の点滴では培養上清液の有効成分は脳内毛細血管の脳血液関門（BLOOD-BRAINBARRIER、略称：BBB）を通過する事が出来ません。そこで脳に疾患がある場合や老化による機能低下がある場合には点滴ではなく点鼻によって投与します。
・よってこの治療法は、有効成分が嗅球を通じて培養上清が脳細胞にダイレクトに働きかけることにより脳疾患をはじめ、特に認知症予防及び初期段階において極めて効果的であると報告されています。
こんな方におすすめ
点鼻療法のメリット
・点鼻療法は、薬物を直接鼻から投与する方法です。この方法の最大のメリットは、薬物が迅速に脳に届く点にあります。
・嗅球から細胞間質を経て脳介在部に至る経路、および三文会経から脳幹・脊髄に至る経路により、内服より早期にかつ高濃度のサイトカインを脳内に到険合せることが出来ます。
・この点鼻投与は血管内投与と比べ、脳や脊髄への近さからもめって約1万倍の効果があるとされています。特に、脳機能の改善や中枢神経系疾患の治意には、この方法が有効とされています。
点鼻療法の効果
コロナ後遺症治療の選択肢
- 後遺症の原因としては、自己抗体、感染症などを契機とする過剰な炎症反応（サイトカインストーム）活動性のウイルスそのものによる障害、不十分な抗体による免疫法等などが考えられていますがいまだ明確にはなっていません。
- このため、後遺症の治療には長い時間がかかる場合や感染から1年経過後も症状が見られる場合があります。症状が軽微であっても、体のさまざまな部位にダメージを受けている可能性があり持続的な症状を発症する可能性が考えられます。
- 日本国内でもコロナ後遺症に対する専門外来はまだ多くなく治療法を確立されたものがない状態です。多くのコロナ後遺症の症状として挙げられるのが呼吸器系と脳神経系の障等であることから培養上清液点鼻投与が効果的であるとこれまでの研究によってわかってきました。
- 培養上清液には炎症を抑制する効果に加え活性酸素のスカベンジャーとしても作用することで同時に炎症によって傷ついた細胞の修復や衰えた細胞の活性を促す対策が期待されています。
脳梗塞への効果も近年期待されています
- 脳梗塞は、脳の血流が一時的に遮断されることで発生し、その結果、脳組織に損傷が生じます。近年、幹細胞エクソソームが脳梗塞治療の新たな可能性として注目されています。
- エクソソームは、細胞から分泌される微小な泡状の構造体で、細胞間コミュニケーションを助ける役割を持っています。特に、幹細胞由来のエクソソームは、損傷した脳組織の修復を促進する成分を多く含んでいるとされ、脳梗塞の影響を受けた部位の再生や機能回復をサポートする可能性が研究されています。このアプローチは、脳梗塞後のリハビリテーションや治療の新しい治療方法として期待されています。
- 幹細胞培養上清液の点鼻薬治療は元々は、認知症の症状を抑える目的に使用されることが多かったものですが、近年では、美肌効果、育毛効果、性機能改善効果、認知機能改善効果などアンチェイジング効果も期待できる治療として注目されています。
アルツハイマー型認知症患者への点鼻治療効果
スコアについて
長谷川式認知症スケール(HDS-R)により算出。
20点以下の場合は、認知症の疑いが高いと判定。
アフューB＆Hクリニックの点鼻療法の特徴
使用方法
- 左右の鼻に1～3回ずつ噴霧します。点鼻液が流れ出るのを防ぐため1分間ほど上を向いてください。（当院では仰向けで寝ていただくことを推奨しています。）
- 要冷蔵保存【2-6°C】で1ヵ月以内に使い切るようにしてください。
※1日1～3プッシュ点鼻で大体1ヵ月で出なくなりますが、1回分の量が多い場合は、1ヵ月より早く無くなることがあります。用法・容量を正しく守ってお使いください。
※1回の噴霧量が多いと喉や口に流れやすくなります。万が一咽頭に流れ込んで飲み込んでも問題はありません。
予想される副作用・リスク
・特にございません。
・何か気になることがありましたら、クリニックまでご相談ください。
下記に当てはまる方は、症状や体調により、医師の判断でお断りをする場合がございます
・現在治療中の疾患がある方
・アレルギー疾患をお持ちの方
・薬剤アレルギーがある方
また、安全性を考慮して妊娠・授乳中の方はお断りしております。
幹細胞点鼻療法費用について
| 項 目 | 料 金 |
|---|---|
| 幹細胞上清液点鼻 1週間お試し 5 cc | ¥17,600 |
| 幹細胞上清液点鼻 1か月 20 cc | ¥44,000 |
※料金は税込です。
- 未承認医薬品等に関する情報提供：この治療で使用される培養上清は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認製品です。
- 入手経路等：院は日本バイオセラピー研究所で試薬として製造された培養上清を医師の責任において患者様の同意のもとで使用しております。
- 国内の承認医薬品等の有無：幹細胞培養上清で国内において承認されている医薬品はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報：幹細胞培養上清で海外において承認されている医薬品はありません。
