肌の再生医療
肌の再生医療、どんな治療かご存知でしょうか。
まず、ご自身の耳の後ろから米粒大の皮膚を採取します。麻酔を使用するため痛みはほとんどありませんし、傷も目立ちません。当日に洗髪も可能です。
次に、厚労省が認定した安心・安全の培養センターにて、採取した皮膚から線維芽細胞を抽出し、約1~2ヶ月をかけて10,000倍に増殖培養します。
また、今後のために、一部の細胞を冷凍保存しておきます。
そして、10,000倍に増やした線維芽細胞を、ご自身の肌に極細の針で複数回に分けて、注入していきます。
痛みを予防するために麻酔クリームを塗ってから行います。細胞注入後、当日はメイクできませんが、翌日からは可能です。
1回目の細胞移植から1〜3週間後、再び線維芽細胞を同じ部位に移植します。2回続けて移植することで線維芽細胞をしっかりと定着させます。
線維芽細胞とは、皮膚の真皮の構成成分でコラーゲンやエラスチンなどを産生する細胞です。
線維芽細胞が加齢に伴い減少することでコラーゲンやエラスチンなどの産生も低下し、肌のハリや弾力性の低下を起こします。
再生療法は、少なくなってしまったご自身の線維芽細胞を取り出し、厚労省が認定した安心・安全の培養センターで数億個に増やした後、気になる肌の箇所に戻して、若い頃のようにコラーゲン線維、エラスチン、ヒアルロン酸などをご自身の肌細胞の中から生み出す、新しい美容医療です。